1on1の進め方とは?目的・話すテーマ・5つのコツ・NGを徹底解説

1on1の進め方とは?目的・話すテーマ・5つのコツ・NGを徹底解説

「1on1を導入しているのに、なんとなく雑談で終わってしまう」「何を話せばいいかわからない」——そんな悩みをよく耳にします。しかし、進め方を正しく理解すれば、1on1は部下の成長と信頼関係構築に直結する強力なツールになります。

本記事では、1on1の目的・具体的な進め方・話すテーマ・やってはいけないNG行動を解説します。また、記録を日報に活かす効率化のヒントも紹介します。

1on1(ワン・オン・ワン)ミーティングとは、上司と部下が1対1で行う定期的な対話の場です。通常30分〜1時間、週1回から月1回程度の頻度で実施されます。

1on1の3つの目的

まず、部下の成長促進です。部下が自分で考え・行動する力を育てる場として機能します。次に、信頼関係の構築です。定期的な対話によって上司と部下の心理的安全性が高まります。さらに、課題の早期発見です。日常業務では見えにくい悩みや問題を、1対1の場で引き出せます。

評価面談・通常面談との違い

1on1は、評価面談とは明確に異なります。評価面談は上司が部下を評価・査定する場です。一方で、1on1は部下が主役の対話の場です。具体的には、1on1では上司が聞き手に徹し、部下の7〜8割の発言を目標にします。なぜなら、上司が話しすぎると部下が本音を言えなくなるからです。

1on1と面談の違い

1on1の進め方:4つのステップ

1on1は事前準備から事後フォローまで、4つのステップで進めることが効果的です。

①事前準備(アジェンダと目的の共有)

まず、1on1の前に上司・部下それぞれがアジェンダを準備しましょう。「今日話したいこと・相談したいこと」を事前に共有しておくと、時間を有効に使えます。また、1on1の目的(成長支援なのか・課題解決なのか)を明確にしておくことも重要です。そうすることで、雑談で終わることを防げます。

②アイスブレイク・近況確認(最初の5分)

最初の5分は、軽い近況確認から始めましょう。「最近どう?」「調子はどうですか?」といった声かけで場の雰囲気を和らげます。なぜなら、最初からテーマに入ると、部下が本音を言いにくくなるからです。また、体調やメンタル状態を確認する絶好の機会にもなります。

③メインテーマの話し合い(中心の20分)

次に、事前に共有したアジェンダをもとに、メインテーマを話し合います。ここで最も重要なのは、上司が「聞き手」に徹することです。たとえば「それについてどう思う?」「どうすれば解決できそう?」のようなコーチング型の質問を活用します。そうすることで、部下が自分で考え・答えを導き出す力が育ちます。

④次回に向けたアクション設定(最後の5分)

最後の5分で、次回の1on1までに取り組むアクションを部下自身が設定します。「来週までに何をするか」を明確にすることで、1on1の効果が行動に結びつきます。また、アクションは部下が自分で決めることが重要です。なぜなら、上司に言われたことより自分で決めたことのほうが実行されやすいからです。

1on1の4つのステップ

1on1で話すべきテーマと質問例

1on1で何を話すか迷ったとき、以下のテーマを参考にしてください。

業務の進捗・課題

まず、日常業務で困っていることや、進捗が遅れているタスクについて話します。具体的な質問例としては「今の業務で一番大変に感じていることは何ですか?」「この仕事をもっとうまく進めるには何が必要だと思いますか?」などが効果的です。

キャリア・成長について

次に、部下の将来の目標やスキルアップについて話します。たとえば「3年後、どんなポジションを目指したいですか?」「今のプロジェクトで何を学んでいますか?」のような質問が有効です。また、定期的にキャリアについて話すことで、部下のエンゲージメントが高まります。

メンタル・モチベーション

さらに、体調や仕事への意欲についても確認しましょう。しかし、プライベートへの立ち入りすぎには注意が必要です。「最近、仕事に対してどんな気持ちですか?」「チームの雰囲気はどうですか?」程度の質問がちょうどよいです。そうすることで、早期にバーンアウトや離職リスクを察知できます。

1on1で話すべきテーマ

効果的な1on1にする5つのコツ

1on1を機能させるには、以下の5つのコツを意識しましょう。

①部下に7割話させる

上司の発言は3割以内に抑えましょう。つまり、1on1の主役は部下です。上司が話しすぎると、部下は意見を言いにくくなります。そのため、「〜についてどう思いますか?」と問いかけ、部下が話す時間を意識的に確保しましょう。

②傾聴・コーチングを意識する

部下の話をさえぎらず、最後まで聞くことが重要です。また、すぐにアドバイスするのではなく「どうすればよいと思う?」と問いかけましょう。なぜなら、自分で考えた解決策は記憶に残り、実行されやすいからです。

③定期的に継続する

1on1の効果は継続することで現れます。したがって、月1回でも欠かさず実施する習慣が重要です。なぜなら、信頼関係は一度の面談ではなく、継続的な対話から生まれるからです。

④記録を残して次回につなげる

1on1の内容を簡単にメモしておきましょう。具体的には、話したテーマ・決めたアクション・次回の課題をメモします。そうすることで、次回の1on1でフォローアップができ、部下は「ちゃんと聞いてもらえている」と感じます。

⑤心理的安全性を高める

部下が本音を話せる場をつくることが、1on1の最大の前提です。そのため、「それは間違っている」「もっとこうすべきだ」という否定・評価的な発言を避けましょう。一方で、部下の発言に共感・承認を示すと、徐々に本音が引き出されます。

やってはいけないNG行動

次のNG行動は、1on1の効果を大きく損ないます。注意しましょう。

NG①上司が一方的に話す

上司が指示や報告を一方的に行う場にしてはいけません。なぜなら、それは通常のミーティングと変わらないからです。1on1は部下が話す場です。したがって、上司は「ファシリテーター」として対話を引き出す役割に徹しましょう。

NG②業績評価・査定の場にする

「売上が目標に届いていない」「このミスはなぜ起きた?」のような評価・詰問は1on1ではしないようにしましょう。なぜなら、部下は防衛的になり、本音を話さなくなるからです。評価はあくまで別の機会(評価面談)で行うべきです。

NG③単なる雑談で終わらせる

雑談は関係構築に有効ですが、それだけで終わると効果が半減します。したがって、雑談は冒頭5分に抑え、必ずメインテーマと次回のアクションを設定して終わるようにしましょう。

1on1の記録を日報で活かす

1on1で決まったアクションや気づきは、日報に記録することをおすすめします。なぜなら、日報に残すことで「言いっぱなし・決めっぱなし」を防げるからです。

たとえば、日報AIポチを活用すると、業務内容や会議の要点をAIが自動でまとめます。そうすることで、1on1の振り返りや次回の準備が効率化できます。また、部下の成長記録としても機能します。

まとめ

1on1を機能させる鍵は、「部下が主役の対話の場」として設計することです。事前準備・アイスブレイク・メインテーマ・アクション設定の4ステップで進め、部下に7割話させることを意識しましょう。

最も大切なのは「継続すること」です。また、1on1の内容を日報に記録することで、フォローアップも容易になります。日報AIポチで1on1の記録・管理も効率化してみてください。

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