「テレワーク中の部下が、今日何をしているかわからない」
リモートワークが定着した今、多くの管理者がこの悩みを抱えています。オフィスにいれば、誰が何をしているかは自然と目に入りました。しかしテレワークでは、それが見えません。
だからといって、監視ツールを入れるのは信頼関係を壊しかねません。かといって、何もしなければ状況は把握できないままです。
そんなときに一般的に活用される手段が「日報」です。この記事では、「監視」ではなく「支援」の仕組みとして、日報をどう使うべきかをお伝えします。
テレワークで管理者が抱える3つの不安
部下の業務状況が見えない
オフィスであれば、部下が電話をしている、資料を作っている、会議中だ、ということが見えます。しかしテレワークでは、SlackやTeamsのステータスが「オンライン」になっていても、実際に何をしているかはわかりません。
この「見えない」という状態が、管理者の不安の根本にあります。
成果だけでは評価しきれない
「テレワークは成果で評価すればいい」とよく言われます。しかし現実には、成果だけで公平に評価するのは難しいです。
たとえば、数字に直結しないバックオフィス業務や、長期プロジェクトの途中段階では、「今月の成果」が見えにくい。プロセスも含めて把握しなければ、正当な評価はできません。
コミュニケーション量が足りない
テレワークでは、オフィスで自然に発生していた雑談や声かけがなくなります。その結果、部下が困っていることに気づけない、チームの一体感が薄れる、といった問題が起きます。
日報は、このコミュニケーションの溝を埋める手段の一つになりえます。
日報を「監視」ではなく「支援」のツールにする
テレワークで日報を導入するとき、最も注意すべきことがあります。それは、日報が「監視ツール」になってしまうリスクです。
「何時に何をしていたか、全部書け」と言われたら、部下はどう感じるでしょうか。信頼されていない、監視されている、と感じるのは当然です。そうなれば、日報はただの苦痛な義務になり、形骸化します。作成のための業務負担も無視できるものではないでしょう。
日報を「支援」のツールにするためには、管理者側の意識と運用方法が重要です。
日報で見るべきは「行動量」ではなく「困りごと」
日報を読むとき、「今日何をしたか」の確認に終始していませんか。もちろん業務内容の把握は大切ですが、管理者が本当に注目すべきは、部下が何に困っているかです。
「A社の提案書の構成で迷っている」「B案件のスケジュールが厳しい」。こうしたサインを日報から拾い、翌朝にフォローの一言を入れる。それだけで、部下は「見てもらえている」と感じます。
フィードバックを返すことで信頼関係が生まれる
日報に対してフィードバックを返すことは、テレワークにおける最も効果的なコミュニケーション手段の一つです。
毎日長いコメントを書く必要はありません。「この対応よかったね」「明日のMTG、事前に資料送っておくよ」。一言でも返すことで、日報は一方通行の報告書から双方向の対話ツールに変わります。
フィードバックの重要性については「日報は意味がない?管理職が変えるべき3つの運用ポイント」でも解説しています。
「報告させる」から「対話する」への転換
テレワークの日報は、「部下が上司に報告する」ものではなく、「部下と上司が対話する」ものとして位置づけましょう。
この意識の転換だけで、日報の運用は大きく変わります。部下は「読まれている」と感じれば質の高い日報を書くようになり、管理者は「部下の状況がわかる」ようになります。テレワークでも、日報を通じた信頼関係は十分に構築できます。
テレワーク日報で管理者が確認すべき5つのポイント
では、テレワーク日報を読むとき、具体的に何を確認すればいいのでしょうか。5つのポイントを紹介します。
業務の進捗は予定通りか
その日の業務が計画通りに進んでいるかを確認します。予定と実績のズレが大きい場合は、タスクの優先順位やスケジュールの見直しが必要かもしれません。早めに気づけば、大きな遅延を防げます。
ブロッカー(詰まっている点)はないか
部下が一人で抱えている課題がないかを確認します。テレワークでは「ちょっと隣の人に聞く」ができないため、小さな疑問がブロッカーになりやすいです。日報にブロッカーが書かれていたら、翌朝すぐにフォローしましょう。
コミュニケーションは取れているか
他のメンバーとの連携状況を確認します。「今日はMTGが1件もなく、チャットのみ」という日が続いていたら、意図的にコミュニケーションの場を設けることを検討しましょう。
労働時間は適切か
テレワークでは、仕事とプライベートの境界が曖昧になりがちです。日報に記載された勤務開始・終了時刻から、長時間労働や深夜作業の傾向がないかを確認しましょう。
本人のコンディションに異変はないか
日報の所感やコメントのトーンから、部下のコンディションを読み取ることも大切です。いつも前向きな社員の文章が急にそっけなくなった、「疲れた」という言葉が増えた。こうした変化に気づけるのは、日報を毎日読んでいる管理者だけです。
テレワーク日報の書き方については「テレワークの日報は必要?書き方・例文・無料テンプレートを完全解説」で社員向けに解説しています。
それでも「見えない」なら、仕組みで解決する
ここまで、テレワーク日報の読み方と活用法を解説しました。しかし、これらはすべて「部下が日報をきちんと書いてくれる」ことが前提です。
現実には、テレワーク中の日報は後回しにされやすく、提出が遅れたり、内容が薄くなったりするケースが少なくありません。一日の終わりに「今日何をしたっけ?」と思い出しながら書く作業は、テレワークでもオフィスでも同じようにしんどいのです。
日報の質を「書く人の意識」に依存させている限り、この問題は解決しません。事実の記録は、仕組みで自動化すべきです。
日報AIポチなら、テレワークでも業務が可視化される
日報AIポチは、PCの操作ログをバックグラウンドで自動記録し、AIがその日の業務内容を日報として自動作成する日報管理システムです。
テレワーク中の部下がPCで行った業務——メール対応、資料作成、オンライン会議、チャット対応——はすべて自動で記録されます。管理者は、一覧画面で部下の日報をまとめて確認でき、「今日誰が何をしていたか」が一目でわかります。
重要なのは、これは「監視」ではないということです。記録された操作ログは日報としてオープンに共有されます。部下自身も自分の日報を確認でき、本人コメント欄に所感を書き添えます。上司はコメント欄にフィードバックを返す。つまり、日報を通じた「対話」がテレワークでも実現します。
部下は「思い出す作業」から解放され、自分の振り返りに集中できる。管理者は正確な業務記録をもとに、的確なフォローができる。テレワークの「見えない」という課題を、日報AIポチは仕組みで解決します。
特許技術(第7572760号)を取得しており、CPU使用率1%以下と業務への影響もほぼありません。
まずはお気軽にお問い合わせください。
日報アプリの比較や選び方は「日報アプリおすすめ10選を比較」も参考にしてください。
まとめ
テレワークで「部下が見えない」という悩みは、日報の運用を変えることで解決できます。
大切なのは、日報を「監視」ではなく「支援」のツールとして位置づけること。行動量ではなく困りごとに注目し、フィードバックを返すことで、テレワークでも信頼関係を築けます。
そして、日報の質を社員の意識に依存させず、事実の記録を仕組みで自動化すること。日報AIポチなら、テレワーク中の業務を自動で可視化し、管理者と部下の対話を仕組みとして実現します。